拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
これまで当母乳バンク協会のドナーミルクをご利用いただき心より感謝申し上げます。
当協会では、ご両親・ご施設の安心お使いいただいたドナーミルクと同じBatchのサンプルを20年間保存するよういたしております。また、今後も安全かつ質のよいドナーミルクを提供していけるよう管理に取り組んでまいる所存でございます。
日本全国のNICU施設に母乳バンクの必要性をご理解いただけるようになり、提供を希望される施設も増えてきております。当方としては必要な赤ちゃんには必要なときに必要なだけ提供したい、それもご家族の経済状況によるのではなく医学的な必要性に応じて・・と考えております。
これまで郵送料以外は無償で提供させていただいておりましたが、1日5リットルの低温殺菌にて、培養検査だけでも3万円かかります。また、ドナースクリーニング検査に1万円、事務所費・光熱費などで月に10万円以上かかっております。これまでは書籍販売・セミナー参加費用でやりくりしていましたが、継続性・発展性を考えますと限界を感じております。
2019年5月1日より、一般社団法人日本母乳バンク協会としての共益的活動(会員に共通する利益を図るための事業)の維持のために、規模に応じて会費を徴収させていただきたく存じます。
つきましては、母乳バンクの利用規模に応じてA会員・B会員・C会員という会員区分(注)を設けたいと思います。非会員であっても、緊急時には実費(100mℓあたり1,500円)での提供方法も残す予定ではありますが、あくまで例外とご理解下さい。
注:
A会員年間30万円 年間20ℓ まで
B会員15万円 年間10ℓ まで
C会員10万円 年間5ℓ まで
配送費含めて無償で提供させていただきます。
施設会員様の手続きは本ページ下部の"入会申込書"をダウンロードしていただき、ご記入のうえメール添付でお送りいただくか、Faxにてご送付ください。
前述しましたようにご家族の経済状況によってドナーミルクの利用が決まるのではなく、赤ちゃんの状態によってドナーミルクを使っていただきたい・・この思いを応援してくださる方にはぜひ個人会員に登録いただきたく存じます。会員の皆様にはセミナー・講演会など会員価格で受講していただけるようにいたします。
敬具
2019年5月吉日
一般社団法人日本母乳バンク協会 代表理事
水野克己